『旅の民俗学』宮本常一 著 河出書房新社 1,800円+税
【この本から学べること】
歩くこと
好きになること
民俗学
旅での出会い
【本文より】
もう一つ、父親の影響を大きく受けたものがある。家を出るとき、父が旅先でのものの見方を教えてくれた。どこへ行っても、親から教えられたことは気になっておって、田や畑に何がうえられているか、育ちがよいかわるいか、村の家が大きいか小さいか、瓦屋根か草葺かなど気をつけてみるようになったものです。中でもそののちの旅で大変役に立ったのは、村でも町でもあたらしくたずねていったところはかならず高いところへ上がって見よ、という父の教えでした。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
旅する巨人、旅のすべてを語る。日本人はどこから来たか、に始まるさまざまな旅。騎馬民族説から、旅と伝説、高野聖と平家部落、道の文化史、海と日本人、漁村と港町…など、宮本民俗学の真髄がここに。
【目次】(「BOOK」データベースより)
旅と民俗学―土と生活と応用の視点/日本人の旅と文化の交流―悪人はいない日本の常民文化(筑波常治)/歩く得歩かぬ損(秋元松代)/「人生は旅」の思想(丸谷才一・紀野一義)/日本人とは―その起源にさかのぼって(江上波夫・国分直一)/日本の原点(水上勉)/旅と伝説に魅せられて(松谷みよ子・松永伍一)/高野聖と平家部落―日本人は悲劇的英雄がお好き(杉本苑子)/道の文化史(中西睦)/新志摩風土記―大浦と小浦/漁村と港町(河野通博)/海と日本人(山崎朋子・茂在寅男)/貴重な観光資源を保護する態度(荒垣秀雄)
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
宮本常一(ミヤモトツネイチ)
1907年、山口県周防大島生まれ。民俗学者。大阪府立天王寺師範学校卒業。大阪で郵便局員、小学校教諭を務めた後、渋沢敬三主宰のアチック・ミューゼアムに所属。武蔵野美術大学教授、日本常民文化研究所理事、日本観光文化研究所所長なども務めた。文学博士。1981年没。著書に『日本の離島』(日本エッセイストクラブ賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



